第10回研修会
日本医師会館
H30.6.30

災害対応

災害対応

 災害とは地震に限らず、台風、大雨、大雪、鉄道事故、テロ、戦争
などが含まれ、局地的であり、逆に広域的であったりする。そんな想像を超える災害への対応について意見交換するために、先ずは3つのグループに分かれた。アイスブレイクとして自己紹介を行い、「聞きたいこと、独自の取組など」を話し合った。
 また、話題は、被災体験やJMAT活動体験、災害訓練など多岐に渡った。
 以下にその報告をする。

Ⅰ.グループディスカッション
 1.富山では弾道ミサイル対策マニュアルがあり、住民避難訓練が実施されている。
 2.プロパンガスを燃料とした自家発電装置がありその稼働時間は2週間。
 3.浸水地域に避難場所があることが少なくない。
 4.救護所立ち上げの目安は?→行政管轄
 5.避難所(小中学校)に設置される救護所の場所はどこが適当か?体育館内または保健室?学校機能再開面の考慮が重要。
 6.救護所に職員と会員の配置を(有無を言わさず)決めている。実行できるか?
 7.自動販売機の活用。

Ⅱ.参加者より地震災害について当時の貴重な体験談を紹介頂いた。
 1.東日本大震災
  (1)停電になり、通信など支障が多く出た。
  (2)情報収集に歩いてまわった。
  (3)情報は収集と発信が大切。
  (4)固定電話は3日後に復旧。
  (5)報道されていない被害がたくさんあり、地元は本当に大変だった。

 2.大阪北部地震
  (1)職員にマウンテンバイクを支給しており、職員は医療機関の情報を収集しながら出勤した。
  (2)アマチュア無線に回答した医療機関は数件だった。
  (3)市内は遮断機が降りたままで、日頃からの渋滞がさらに悪化していた。移動は原付が重宝した。
  (4)行政は混乱していた。

Ⅲ.JMATに従事した方から体験談を紹介頂いた。
 1. 東日本大震災
  (1)発災の2日後に検死作業に携わった。宿泊や食事が困難だった。
  (2)発災の2週間後に避難所の巡回診療をした。
  (3)発災の3ヶ月後に避難所の巡回診療をした。運転を担当したが土地勘が無い。GoogleMapの航空写真で橋の崩落を知る。
     カーナビに頼ればたどり着けなかった。
  (4)通常業務を終えた後、夜間に被災地を支援する生活が2ヶ月続いた。

 2.熊本地震
  (1)2日後に現地入りしたが地元の混乱でやれることがなかった。

Ⅳ.災害訓練について
 1.支援物資車載訓練
  (1)実際に熊本地震で活きた。飛行機移動の後、現地近くでレンタカーを借り、スーパーで事情を説明し支援物資を大量購入し搬入。
     届けた後は速やかに帰還。

2.大規模災害訓練
  (1)救護所訓練、災害対策本部運営訓練を実施。
  (2)行政など関係機関との連携が今後の課題。

Ⅴ.その他
 1.下記の意見があった。
    災害対策マニュアルの策定、通信手段の複数確保、安否確認システムの選定と運営、災害備蓄の種類、医師会事務局の規模で
   対策内容に差異がある。等

  このディスカッションを通して、何時起こるかもしれない災害の備えとして、また、防災・減災対策として、一つでも地元に還元することが出来れば幸いである。

  ※資料:災害対応
文責:担当幹事 松山市医師会 岸本 尚

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